■ 専門薬剤師が活躍できる医療現場をめざして
■ 薬剤師教育が変わりました
大学での薬剤師教育は、平成18年4月より6年制になりました。従来の化学に重点が置かれた教育から、さらに病院や薬局での実務実習が必須化され、医療現場に即した教育などが充実されてきています。医師と同様に6年間の教育を経て卒業してきた薬剤師は、従来にも増して患者さんに寄り添った貢献ができるはずです。
■ 専門薬剤師の役割は、チーム医療の中で重要です
現在、医師や看護師不足が叫ばれています。医師が医療のすべてを担うには限界があり、チーム医療の中で医療スタッフがそれぞれ責任を分担する時代がきています。専門薬剤師は、薬のエキスパートです。
例えば、薬物治療の安全と質を確保する上で、血液の中の薬物濃度をモニターしたり、心電図に影響を及ぼす薬剤の使用中には心電図検査をモニターするなど、患者さんの状態を確認し、治療にかかせない情報を集めることもできます。また、抗がん薬の投与設計や用量の増減などについても責任を持って行う能力を備えています。多くの病院では、医師と協力して、がん化学療法の説明を実施しています。薬にかかわることは、薬剤師が責任を持って行っています。
■ 医療をより充実させるために
現在、薬剤師は十分誕生していますが、医療経済環境の厳しさから病院への配置は抑えられ、病院薬剤師の人員が不足しています。そのため、専門資格を取ってもその専門領域に集中できないという現実があります。専門薬剤師にその能力を発揮させるには、薬剤部門の人員の充実も大きな課題です。
今後、より一層の専門薬剤師が活躍できる医療現場になることを願っています。