令和2年4月23日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 木平 健治
地域医療委員会 委員長 荒木 隆一


「地域医療連携の手引き(Ver.1)」の公表について



 平素より、日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り厚く御礼申し上げます。
 さて、現在、我が国では医療資源の不足と地域偏在が大きな社会問題となっております。また、平均寿命が延び、複数の疾病を抱える高齢者の患者が中心となるこれからの社会では、生涯にわたって病気と共存しながらQOL(Quality of Life)の維持・向上を目指し、住み慣れた地域や自宅で生活するための医療の充実が求められます。
 そのためには、医療機能の分化・連携を推進することにより、高度急性期・急性期から回復期、慢性期、在宅療養に至るまで、地域全体で切れ目なく必要な医療が提供される地域完結型医療の構築が必要です。
 この度、地域医療委員会では、保険医療機関の薬剤師が、薬局薬剤師や他施設の医療従事者との情報共有を図ることを主な目的として、「地域医療連携の手引き(Ver.1)」を作成いたしました。
 地域医療に携わる多くの薬剤師が、この手引きを参考にして地域医療連携を実践いただき、安心で安全な薬物療法が切れ目なく提供される地域が全国各地に広がっていくことを期待しております。


地域医療連携の手引き(Ver.1)