日病薬発第2023-127号
令和5年9月11日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 泰生
ポリファーマシー対策に関する特別委員会
委員長 武藤 浩司


ポリファーマシー対策の進め方(Ver 1.0)について



 平素より、日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 今般、本会では、病院薬剤師による薬物療法の適正化とポリファーシー対策を円滑に遂行するため、ガイドラインや指針を整理して「ポリファーマシー対策の進め方(Ver 1.0)」を作成いたしました。
 生理機能の低下、併存疾患を治療するための多剤服用等により、特に高齢者等において薬物相互作用などの薬物有害事象が生じやすい状態にあります。
薬剤師には有効性・安全性などの様々な視点で患者の薬物療法を適切に支援することが求められております。また、平成28年度診療報酬改定で新設された「薬剤総合評価調整加算」に係る業務を進めつつ、病院薬剤師が主体となってポリファーマシー対策への意識・認識・知識を向上し、薬物療法に関する情報を積極的に多職種と共有していただきますようお願い申し上げます。
 なお、本書では、全ての内容を実施することを求めているわけではなく、各施設の状況や人員に応じて、先ずは実施可能なポイントから開始することで、多くの薬剤師がポリファーマシー対策に貢献されることを期待しております。


ポリファーマシー対策の進め方(Ver 1.0)