日病薬発第2021-99番
令和3年9月22日
会員 各位


一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 木平 健治
生涯研修委員会
委員長 山口 浩明



日病薬病院薬学認定薬剤師認定試験における不正行為への対応について



 平素より日本病院薬剤師会にご高配を賜り御礼申し上げます。
 日病薬病院薬学認定薬剤師制度では、認定取得を目指す皆さまの利便性を優先し、初回の試験よりWEB試験形式を採用しております。
 しかしながら残念なことに、当会事務局には、認定試験中の不正行為の報告が複数寄せられております。この度、当会として不本意ではありますが、厳正な対応を取らざるを得ない事例がございました。再発防止に資する観点から情報共有いたします。
 今回の事例は、試験後の自己採点および受験記録の確認を目的として試験問題を撮影し保存した行為についてご本人から申し出があったものです。
 本制度のWEB試験では、以下の1)から7)を誓約事項として承諾いただいた上で受験いただいておりますので、6)の違反行為に該当し、7)の措置を講ずるに至りました。

1)ご自身以外の者(他者)が解答しません。
2)問題の解答にあたり他者の助言は受けません。
3)問題の解答にあたりその内容を解説した書籍、参考書などを使用しません。
4)問題の解答にあたり他のコンピューター、携帯電話、電子辞書などの電子機器類を使用しません。
5)問題の内容を他者に漏洩したり、公開しません。
6)問題の内容をメモしたり、画面のコピーなどは行いません。
7)上記1)から6)に違反した場合は、本試験だけでなく、今回の申請に使用した研修単位が全て無効になることを承諾します。

 このような事例が相次いだ場合、WEB試験の実施が困難となるだけでなく、本制度自体の根幹を揺るがす事態が想定されます。
 会員の皆さまにおかれましては、今後とも医療人として良識のある行動をお願いすると共に、誓約事項を遵守していただきますよう、ここに改めてお願い申し上げます。





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