日病薬発第2024-9号
令和6年4月15日
会員各位
一般社団法人 日本病院薬剤師会
会長 武田 秦生
ポリファーマシー対策に関する特別委員会
委員長 武藤 浩司


ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.1)の公表について



 平素より、日本病院薬剤師会の活動にご高配を賜り御礼申し上げます。
 さて、生理機能の低下、複数の併存疾患を治療するための多剤服用等により、特に高齢者等において薬物相互作用などの薬物関連有害事象が生じやすい状態にあります。薬剤師には有効性・安全性などの様々な視点で患者の薬物療法を適切に支援し、多職種連携の下でポリファーマシー対策を実施することが求められております。
 本会では、薬剤師による薬物療法の適正化とポリファーマシー対策を円滑に遂行するため「ポリファーマシー対策の進め方(Ver 1.0)」を令和5年9月に公表した後、ポリファーマシー対策に関する業務手順書の例示を追加したVer 2.0を令和6年2月に公表させていただいております。
 この度、令和6年度診療報酬改定において、多職種連携によるポリファーマシー対策をさらに推進する観点から、薬剤総合評価調整加算の算定要件が見直しされました。そこで、令和6年度診療報酬改定の告示・通知に基づいて文言の統一と整理を行うとともに、薬剤管理サマリーの更新、薬剤管理サマリー(精神科版)の追加を行わせていただき、Ver 2.1として改訂いたしました。
 会員の皆様におかれましては、本書の内容をご確認の上、医療機関の状況に応じてご活用いただき、多くの薬剤師がポリファーマシー対策に貢献されることを期待しております。


ポリファーマシー対策の進め方(Ver 2.1)

ポリファーマシー対策に関する業務手順書の例示